〜GSX-R 20周年記念 GK71B CLUB MEETING〜



2004/07/18 スズキミーティング in エコパ


なんと、GK71Bの生みの親と言っても過言ではない、当時2輪設計部長、スズキ2輪設計の顔”仏の横内”と社内で恐れられていた(?)横内悦男さんがGK71B CLUBブースに来られました!!

クラブ用テント申し込み時に、特典として、SUZUKI関係者を誰かブースに呼ぶことができるということで、横内さんを希望と出しておいたのですが、まさか本当に来られるとは!!
一同感激で、何から聞いていいのか分からないような状態でした!!
先日放送のあった、プロジェクトXでも、火事で塞ぎこんでいたPOPさんにGSを送って、打倒RCBと元気付けたという伝説の方です。
もちろん、GK71Bの開発に関しては一番のキーマンであり、当時の開発秘話はモト・ライダー'84年8月号「スズキGSX-Rのすべて」のなかの「GSX-R開発秘話&メカニズム解説 不可能と思うな、挑戦しろ!」で何度も読み直しているので、本当に感激です!!

画像提供:BRさん
耐久レーサーを市販しよう!!
これなんですよね。横内2輪設計部長が、GSX-Rに求めたこと!!
開発当時のお話をたくさん頂きました。
日本中を巻き込んだバイクブーム!!猫も杓子もレーサーに憧れ、F-3はこれでもかってほどのエントリー数。
4大メーカーが集まって、次世代バイクの自主規制をどれだけにするか。。。
60psか50psか、、、世の中は暴走族やバイクの事故による死亡事故が多発し、バイクは悪役になってしまっている頃でした。。。
F-3のレーサー以上の60psは、そんな世間を敵にしてしまう。。。
横内2輪設計部長は、それを危惧し、59psを提案。決定後、すぐに開発陣に59psでの適正重量を計算し、52kgに決定!!とにかく軽くするべきだ!!


「少小軽美」横内さんは、その経緯を、グラフにして、熱く説明くださいました。
「バイクは、少なく、小さく、軽く、美しく」それこそが大事だと。
世間のバイクのりは、皆サーキットに憧れを持っている。サーキットこそバイクの一番光る場である。
少小軽美こそ、全ての面で武器になりうる。
軽さ、パワーウエイトレシオは、ストッピング能力、加速、コーナーリング性能、全てにおいて運動性能を決定付けるものとなる。

そのために、FWで限界まで軽量化したエンジンまで、さらに軽量化
「壊れるまで、回せ!!壊れたら、他の部分をもっと軽くしろ!!」
耐久性を犠牲にして、限界まで削り取った珠玉のバイク。。。
最新の技術をつぎ込んだ現在のバイクの中にも、匹敵するものはないくらいの性能。
しかし、その耐久性を削ったバイクが、20年経った今でも、目の前にあり、現行車あいてに走り回っている。
「オイルをきちんと交換して、メンテしてやったら、いつまでも元気に乗れますよ。」誇り高き笑みを浮かべ、横内モト設計部長は語る。
「大切に乗ってくれて本当に嬉しい」我が子がこれだけ、皆に愛されて、今でも元気に走っている姿、美しく磨き上げあれた姿に、本当の父のような笑みを浮かべ、さらに言葉は続く。
「バイクは美しくあるべき!!」
「洗車をして、磨いていると、見逃してしまいそうなクラック、油染み、色々なトラブルを事前に発見することができる」
皆をひきつけるスタイリングも大事、ただ、愛車を磨き、常に愛情を持って接してやることが、事前にトラブルを見つけることもできる。愛情を持って接してやれば、決してマシンは裏切ることはない。。。
GSX-Rに対する愛情は、決して他の人には負けないと思い続け、その想いが痛いほど分かる皆は、うんうんと、頷くだけでした。。。


「軽さのために、メーターがぐらぐらしてもいい!!って言われたそうですね」
コウイチさんが開発時のエピソードについて訊ね、横内さんは、「ああ、これね。。。」と初期型のメーターを、ぐらぐらとしてみせる。。。
メーター周りは、初期型と2型は違うため、そんなことになっているのは、まったく知りませんでした。。。
おお、たしかにぐらぐらしてる。。。
2型はスポンジのようなのがベースについているんですよねぇ〜
20年以上前から、我が子のように暖め、世に送り出した横内さん
20年、十何年、一緒に走った距離、時間は違うけれども、恋人以上に愛し続けたGK71B CLUBメンバー、、、
今まで同じ想いを持って乗り続けている人と話をする機会もほとんどなかったみんなが、恋人のお父さんと、語り明かしたような数十分でした。。。
緊張もしましたけど、本当に感激するような話ばかり。。。
頭の中には、中島みゆきの「風の中のすばる〜♪ 砂の中の銀河〜♪ みんな何処へ行った 見送られることもなく〜♪」が、こだましてました。。。
NHKさん、ぜひ、プロジェクトXに使ってください〜!!!
それくらい感動を呼ぶ開発秘話でした!!

当時のモトライダー8月号、「GSX-Rのすべて」を横内さんに見ていただきました。「当時の開発秘話でてますよ!!!」
先ほどまでお話いただいた内容が、細かく書いてあります。また横内さん以下、開発陣の写真も出ています。
「おお!!なつかしい面々だなぁ〜!!おった、おった!!」
と懐かしい当時の、若かりし開発陣の姿を見て、当時の思いが蘇っておられたような感じでした。
画像提供:にむらさん
「GSX-RとΓは一番思い入れのあるバイクなんだ〜」
横内さんから、そんな言葉を頂いて、全員感激しまくりです!!


感激ついでに、モト・ライダーにサインをいただきました!!直筆の「少小軽美」のメモとともに、GK71B CLUBのお宝として大切にいたします!!!

ほんと、GSX-Rに乗り続けて来て良かった!!!!


画像提供:BRさん
横内さんが他のClubの方へ行かれて、そろそろ後片付けもしなきゃなぁ。。。
Mr.Bike BGさんの取材はどうなったのかなぁ。。。と、待ちながら、だべってると、、、
「あっ!!不二雄さん!!」との声が!!
なんとGK71B CLUBのブースの裏に止めてあった車に、先ほど、鈴鹿8耐直前ライダートークショーなどに参加されていた吉村不二雄監督が乗り込もうとしておられました!!
これはいっしょに写真を撮ってもらわなければ!!!
と、車のほうに行き、「すいません、初代、2代目のGSX-Rの400のクラブなんですが、バイクと一緒に写真撮らせていただけませんか!?」
と声をかけさせて頂きました。。。「ああ、いいよ」と優しくお応えいただいた、反対側に乗り込もうとしたのは、なんとヨシムラのアドバイザーに就任した辻本聡さん!!
「すいません、辻本さんもご一緒に!!」と、お願いして、皆で写真を撮らせていただきました。

画像提供:BRさん
「辻本さん、最初にヨシムラで参戦された時、乗られてましたよね!!」
「ああ、乗ってた、乗ってた!!」
「辻本さん、前にMOTOさんの竜神のイベントにGSX-Rで参加させてもらいましたHIRO.Fです!!」
「。。。ああ、あの時の!!」
と、多分覚えておられないでしょうけど(苦笑)、 CLUBのみんな、伝説の方の登場、それも一緒に写真が撮れるなんて考えてなかっただけに大興奮です!!
ちなみに、MOTOさんのイベントのレポートはこちらです
画像提供:にむらさん
スズキングで赤黒カラーのコウイチさんは、さらに興奮冷めやらず
「赤黒のGSX-Rといっしょに写真お願いします!!」
と、一緒に撮影されておられました。すいません、私興奮しすぎて、カメラを出すのが間に合いませんでした。。。
それと、もう日が傾いてブースの前からだと、思いっきり逆光になるため、テント側からしか撮影できなかったのが、ちょっと残念でした。。。




お二人を、お見送りして、感激が抑えきれないなか、他のクラブの取材をされてたMr.Bike BGさんが来られました。。。


いよいよエンディングです。。。





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