〜現代の書籍から〜


〜モーターサイクリスト 2007年3月号 24,30p より〜

懐かしの名車を振り返る・・・・・・
バイク黄金時代 [特集]昭和のベストセラー列伝

バイクを取り囲む状況が、今よりも熱を帯びていた1970〜80年代。
いくつものブームと、新たなテクノロジーが飛び交った狂乱の時代。
はたしてあのころは、何が僕たちをそんなに魅了していたのか?
今企画では、実際には世を席巻した「売れたバイク」を中心に、
いまだ新鮮さを失わないあの名者たちを、一挙紹介する!



あの輝いていた時代がよみがえる
バイク黄金時代グラフティ

まるで熱病に冒されたかのように、みんながバイクに夢中だった昭和後期。
あのころの僕たちは、そんな時代がいつまでも続くと思っていた・・・・・・。
・・・・・・止まっていた時間が動き出す、懐かしの昭和的写真館。

3 性能競争の激化
250、400、750各クラスとも、毎年のように新車が投入された時代。1年も経たずに、すでに型遅れなんてこともザラであった
>>>>>> 1984
丸眼2灯
一気に増殖


2代目VT250Fがベストセラーを
記録する中、新型車が次々と登場。
モデルチェンジも活発に行われた


SUZUKI
GSX-R
200km/hの壁を越えた400レプリカ

 84年春に登場したGSX-Rは、CBR400Fを上回る59馬力に、アルミフレームを採用した軽量な車体で、400最速の称号を手に入れた。本紙テストでは、400クラスとして初めて200km/hを突破したマシンだ。
水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ398cc
最高出力:59ps/11.000rpm 乾燥重量:150kg
価格:62万9000円


80年にヤマハがRZで一発目の、83年にスズキがΓで二発目の引き金を引く。
さらにスズキは84年にGSX-R(400)も投入。
「まさか4ストは違うだろ」と他社が傍観するなか、750や1100という大排気量にまで
アルミフレーム装備車を広げ、レプリカ旋風を巻き起こした。
あわてて他社も追従。それぞれの威信をかけ、最新技術を投入したモデルを次々と送り出す。
これまた、まさに祭り状態。当時の若者はポジティブで行動的、
好奇心も旺盛だった。祭りに加わり熱中していく。






〜当時の雑誌から〜

Counter