POWER ENDURANCER SUZUKI GSX-R GK71B CLUB

～当時の雑誌から～

カットビ通りのショウ
～ジャンプコミックス「アスファルトキッズ」　第2巻フレッシュ読切 1986年3月15日発行～

著者清水たかし

月刊フレッシュジャンプに昭和60年4月号から10月号まで連載され、未完で終了してしまった「アスファルトキッズ」の最後に掲載されているフレッシュ読切(昭和59年6月号掲載)の「カットビ通りのショウ」という漫画です。
ちなみに、「アスファルトキッズ」にはFZ400Rが、1巻の読切「カットビ・ロード」にはΓ250など、懐かしのバイクがたくさん出てきます。

峠の伝説、漆黒のZ2を自在にあやつる、最速の男「サンジャック」。
1年前に、その男に惹かれたGK71B乗りの主人公「ショウ」
イギリスのレーシングチームにスカウトされ、ヨーロッパに行く前に、いつもの峠を走っていて
再び伝説の男「サンジャック」と出会う。
峠最速となっていた「ショウ」だが、サンジャックの速さに、ペイントを踏んでスリップダウン。。。

その「サンジャック」が「ショウ」の前に現れ、勝負を挑む。。。
「サンジャック」とは、「ショウ」がスカウトされたチームで、デビュー後、わずか3戦でスペンサーを押さえ
世界最速の男となった、黒い超新星「スティン・ウイリアムス」であった。
「ショウ」の本能のままの危ない走りに、サーキットに引き込むのは危険だと
バトルで生き残っていたらイギリスに連れて行くとレーシングチームの大矢吹に語る。。。

バトルの日、「ショウ」に好意を寄せる「ヒロコ」は、映画の約束を破られただけでなく
心配する気持ちを無視されたことに怒り、テニスでイライラを解消しようとするが
やはり「ショウ」に自分の気持ちを伝えないという思いでバイクを飛ばす。

「ショウ」は、「サンジャック」とのバトルでのクラッシュで右手を捻挫しており
その痛みが肩まで来ており、アクセル操作もままならないようになっていた。
慌てた「ヒロコ」のバイクはガス欠。。。しかし、すぐ近くにGSX-Rの集合の音が。。。
「ショウ」は力尽き、スリップダウン。。。
「ヒロコ」は、泣きながら、捻挫の痛みを和らげるために持ってきたスプレーを渡し
「強い娘だったろ。。。笑っているヒロコが好きなんだからさ」
の言葉を残し「サンジャック」を追う「ショウ」に「好きよ･･･ショウ！！」と自分の気持ちをやっと伝えた「ヒロコ」

「ブッ飛べGSX-R－－っ！！」と、ものすごい勢いで、追いつく「ショウ」
驚きを隠せない「サンジャック」、、、スパートをかけ、逃げるZ-II
勢いに乗り最後のコーナーでインをとる「ショウ」！！！
しかし、ブラインドコーナーのインからは大型トラックが！！
外からトラックをかわす「サンジャック」
勝った！！と思った、その瞬間、トラックの下から、GSX-Rがスライディングしながら出て来て逆転ゴール！！
「言い想い出ができたぜ、サンジャック」。。。とヘルメットを外した姿は「スティン・ウイリアムス」であった。。。
完敗を認め、チームに歓迎すると、サーキットでの戦いを誓う二人。。。
走ってくる「ヒロコ」に気がつき、気をきかせ先に行く「スティン・ウイリアムス」。。。
笑顔を「ヒロコ」を迎える「ショウ」。。。。

～終り～

～当時の雑誌から～

Counter